ベース弾き菊田茂伸のブログ

都内近郊を中心に活動を展開する、Jazz・Pops・Soul・R&Bなどなどでベースを弾く菊田茂伸の、スケジュールなど情報を中心に発信するブログであります。

おまけCD「音のStandards Official Bootleg」収録曲解説

1. I Love You ~Bedtime Story~
尾崎豊の「I Love You」。実はここ10年くらい何かとトリオでは取り上げてきたのですが、こちらは今回のブートレグ完全新録バージョンです。
1曲で2曲分美味しいをテーマにアレンジしたものがレパートリーとして数曲あるのですが、こちらもそのグループです。Herbie HancockのTell Me a Bedtime Storyのアレンジ・コード進行に載せた「I Love You」、まさしく1曲で2曲分美味しい!
しかし両方の曲を知っててニヤニヤする人はどのくらいいるのだろう?我ながらとてもニッチなアレンジだなとつくづく思います。


2. Remember(take1)
Plays Standardsに収録されている曲のFirst Take。後から録ったtake2を本採用としましたが、レコーディングどっちのテイクがいいか判断できなかったため、とりあえず後日決定ということで持ち帰ったテイクであります。まさしくテイクアウト!(言いたかっただけ)
本採用より落ち着いていて、尚且つフレーズもクール。んーやっぱりこっち採用でも良かったかなあ。まだ悩んでます。


3. Drizzle in Summer(take1)
こちらは音のツアーズに収録されたバラード。東川町をテーマにしたバラードは実はもう一曲ありまして、結局こちらを採用したという経緯があります。もう一曲は移民として町を開拓した方々、そしてそれを今も引き継いでいる方々を書いた曲でした。え、それ収録すれば良かったって?そうなんですよ!(笑)
本編収録よりシンプルなアプローチが特徴的なテイクです。これもどっちを本編に収録するか悩みました。


4. Trammin'(take1)
こちらはレコーディング初日、一番最初に録ったテイクですね。本番録りの前にメンバーそれぞれが使っているヘッドフォンとマイクのレベルなど調整するために録ったテストテイクでもあります。なので序盤ヘッドフォンのバランスを手元のコンソールで調整しながら弾いてるベースはちょっと間違ってたりしてます。笑
これもテストテイクとしてはもったいなかったなあ、というくらいの出来です。


5. Rainbird(Fender Rhodes Ver.)
前作Coversに収録された、ピアニスト岩﨑千春オリジナル曲。の、スタジオに置いてあったFender Rhodesを弾いてみたバージョンです。実はこのテイク、iTunes含む配信版ではすでに流れているバージョンなのです。CD購入勢は聴いたことない方が多いだろうと改めてこのおまけCDに加えてみました。
ちなみに岩﨑さん、アメリカ留学時代はRhoseを所有されており積極的に演奏で使われていたとのこと。


6. Oh!! Dears(Live)
2013年11月宮城県石巻でのライブの様子を収めたアルバム「Spring Is Beautiful Live at Ishinomaki」に収録し切れなかったテイクを引っ張り出してみました。ライブ特有の空気感がしっかり収まっていますね。
石巻の方言で「おだる」「おだつ」というのは「ふざけている、馬鹿なことをする」的な言葉です。そんな人たちがいっぱいいる→複数形でおだーず→Oh Dearsという由来の曲です。ドラム佐久間さんがこのテイクでも見事におだってます。


7. Homeway(Live)
ありがたいことにこの曲はプレイヤー的に評判が良く、この曲やりましょうよ!と共演するミュージシャンが居たり居なかったり。2nd「海辺のジョニィ」のラスト、家路に着くイメージな曲になっておりますが、元々誕生日を迎えた友人に書いた曲だったんですね。タイトルも決まっておらず、彼が好きなラーメン屋でのトッピングコール「ニンニンマシマシ」という仮タイトルで発表しました。タイトルそのままだったらどうだったかしら。もしこの曲のタイトルが「ニンニクマシマシ」でも皆さん好きでいてくれましたか?


8. All the Things You Are
2008年5月、菊田トリオ結成初のレコーディングを行いました。この日スタジオ入って最初のテストテイクとして収めたのがこの曲です。まさしく正真正銘の菊田トリオ「First Take」。このテイクを元にサウンド作りなどエンジニアさんとプロデューサーと打ち合わせした記憶があります。この後録った本編は「Under the Sunshine」になりました。
改めて聴いてみると、今のプレイとは全然違うところ、今も変わらないところ、いろいろ発見があります。いやーこのテイクを残しておいて良かったです。


9. Blues by Five
こちらは初めてのレコーディング、全て予定の収録曲を収めた後、あと一曲くらい記念に録ろうという話になってのテイクですね。実はこのテイク、発掘するまで私存在を完全に忘れておりました。ただし圧縮した後のファイルしか見つからず、少し他のトラックに比べて音質が粗くなっております。悪しからず。
佐久間さんが「今の音は今しか録れない」とこの時のレコーディング終わって言ってたのを覚えてます。本当にその通りですね。こんな若々しくてアッパーなテイク、とてもじゃ無いけどもう録れる自信は無いです。
でも逆に今回の本作「音のツアーズ」「Plays Standards」も同じ事が言えるのかしらと思います。録音は二度と帰ってこないその時間を切り取り保存する行為、それが未来に繋がるんですよね。

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